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【ヨガ解剖学】股関節の動きと構造〜怪我予防と効率的な動作のために

ヨガやピラティス、さらにはランニングや球技など、あらゆる運動に関わる「股関節」。
この部位は、身体の安定と自由な動きを両立させる重要な関節です。
正しい理解を持つことは、怪我の予防や効率的な動作につながります。

●股関節の役割
股関節は、下半身と体幹をつなぐ要となる関節です。
歩く、走る、しゃがむ、立ち上がるといった日常のあらゆる動作に関与し、ヨガのポーズでもほぼすべての動きで使われています。

股関節の可動域が狭いと、腰や膝に過剰な負担がかかることがあります。
逆に、正しく動かせると骨盤が安定し、背骨の動きや呼吸の深さにも良い影響を与えます。
まさに「動きの要」と言える存在です。

●股関節の構造
股関節は、球関節と呼ばれる構造を持っています。
大腿骨の先端にある大腿骨頭が、骨盤のくぼみである寛骨臼にはまり込むことで形成されます。

人体で最も大きな関節の一つであり、体重を支える安定性と、アーサナを可能にする可動性を兼ね備えています。

位置について誤解されやすいのですが、股関節は骨盤の真下ではなく、斜め前下方に存在します。表面から直接触れることはできませんが、横に出っ張った大転子の部分を通じて、その動きを感じ取ることができます。

また、股関節の動きを理解する上で欠かせないのが「骨盤」の構造です。
骨盤は左右の寛骨と仙骨から成り、股関節はその骨盤の一部である寛骨に形成されています。
前屈や開脚などで「骨盤を動かす」と言われる動作は、実際には骨盤と大腿骨の関係、つまり股関節の動きを伴っています。

●股関節の基本的な動き

股関節には大きく分けて6つの動きがあります。
・屈曲 flexion:大腿を前に持ち上げる。椅子から立ち上がるときや前屈のポーズで使われます。
・伸展:大腿を後ろへ引く。歩行やランジ、後屈の動きに欠かせません。
・外転:大腿を外へ開く。開脚や片足立ちの安定に関与します。
・内転:大腿を内へ寄せる。脚を揃えて立つときや、身体を安定させる働きを担います。
・外旋:大腿を外向きに回す。胡坐の姿勢や蓮華座、股関節を開くポーズで必要です。
・内旋:大腿を内向きに回す。ねじりのポーズや骨盤を正しく保つ動きに役立ちます。

これらが組み合わさることで、前屈・開脚・ねじりなど、多彩なヨガのポーズが可能になります。
単独での動きよりも、複数の動きを組み合わせて使えることが股関節の大きな特徴です。

●股関節を理解する意味

股関節は「よく使うけれど、正確には意識していない」関節の代表です。
動きの種類や構造を知ることで、なぜあるポーズが取りにくいのか、どの方向に可動域を広げる必要があるのかが明確になります。

たとえば前屈で腰ばかり曲げてしまうのは、股関節の屈曲をうまく使えていないサインです。
股関節の動きを理解すると、無理に手を伸ばすのではなく「骨盤から倒す」という本来の動きに近づけるようになります。

●まとめ
股関節の構造や動きを理解することは、ヨガの効果を高めるだけでなく、腰痛や膝のトラブルを予防する上でも大切です。
知識として理解するだけでなく、実際に身体を動かして体感することで、より深い「わかる」へとつながります。
あなたの身体の仕組みを知り、体験を通じて理解を深めることが、快適な動作や安定したポーズに直結します。

もしこうした身体の使い方や構造を、実際のレッスンで学びたいと思われた方は、ぜひスタジオにお越しください。
股関節をはじめとした身体の理解を深めることが、日常生活やヨガの練習をより快適で豊かなものにしてくれます。

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Ayako
ヨガ講師。ハッピーハーモニーオーナーインストラクター。
ホットヨガスタジオ勤務を経て2011年に「調和」をテーマにしたプライベートヨガスタジオ「ハッピーハーモニー」をオープン。
「意識は晴れやかに、心は穏やかに、身体は健やかに」をコンセプトに、アーユルヴェーダや中医学・薬膳、トレーニング、リフレクソロジーなど幅広い知識に基づいた丁寧なレッスンを実施している。